10月24日は決定的な日経の底値とはならなかった。
結論からいうと10月31日の日中に発表される日銀政策決定会合の前の
前晩10月30日23:00で日経新聞からのリーク記事により先物が急落してつけた
30395円が反転ポイントの安値となったようだ。
リーク記事
このリーク記事の意味を考えてみると
・10月で大幅に下落してきた日経が反転上昇の雰囲気が出てきている中で
10月31日(制作発表の日)のザラ場での混乱をなくす。
・夜間にリークして悪い方向の受け止めを織り込ませて翌日の日中は
上昇しやすい地合いとしておく。
要するに、植田総裁は極力、市場の混乱を避けることを務めた。
株式市場も出来る限り混乱させない,下落させないようにする姿勢が(就任当初から)
みられる。
従って10月31日の日銀政策決定会合通過で自身の日本市場の予想は上昇であった。
事前に夜間にリークしてサプライズ(悪材料を織り込ませ)当日に市場を安定させた。
とみている。
その時の先物チャート
ちなみに政策発表時刻は12:35
そこから、いつもより日経の乱高下は少なく、上昇していっている。
それともうそろそろ日経が反転する兆しは個別銘柄にもあった。
上のSHIFTの日足チャートをみると、10月26日に底値をつけてから
先物が乱高下していてもそれ以降は上昇した。
ここからも反転しそうな雰囲気はあった。
MARUWAは決算日10月26日に底値をつけると同時に反転上昇して
やはり先物の乱高下にかかわらず上昇していた。
【まとめ】
今回の日経底値からの反転上昇は
10月30日23:00より前(10月26日あたり)から
先物が底を打つ前に
個別株が買われ始めていたことから
先物主導の反転というより
個別銘柄買い→先物底打ち上昇
というように感じている。